院内通信

2017.09.16更新

おたふくかぜは流行性耳下腺炎という病気の俗称です。ウイルスにより感染し、耳下腺・顎下腺・舌下腺の唾液腺が腫れる病気です。両側の耳下腺が腫れるとおたふくのように見えるのでおたふくかぜと言われています。2~3週間の潜伏期間を経て発症し、比較的予後は良好ですが、合併症として、無菌性髄膜炎や難聴などがあります。なかでも、難聴はムンプス難聴とも呼ばれる高度な感音難聴で、治療をしても改善が困難であるのが特徴です。こどもの発症が多いと報告されていて、唾液腺の腫脹がなくムンプス難聴になるケースもあります。一側の耳に発症することが多いので、うまく症状を訴えることのできない子どもでは両親も気づかないことがあります。

先日、日本耳鼻咽喉科学会がムンプス難聴についての調査結果を公表しました。2015年から2年間に314人の発症があり、そのうち14人は両耳の難聴だったそうです。ムンプス難聴への対策は予防接種でおたふくかぜに罹らないようにすることしかありません。しかし、定期接種化されなくなってからワクチン接種率が低いままなのが現状です。

 

松田耳鼻咽喉科(大阪市鶴見区)

院長

投稿者: 医療法人松田耳鼻咽喉科

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